西安碑林博物館

宋代建造の孔子廟に集められた2300点にのぼる石碑のコレクションが碑林で、第1室から第7室まで常時1000点以上を展示している。石碑の収集は、唐の文宗が経典の散逸をおそれて、開成2年(837年)に造らせた114点65万字の「開成石経」に始まり、しだいに規模が拡大して、漢代から近代にいたるさまざまな石碑や石像、墓誌銘が集められた。代表的なのは王羲之の墨跡を唐代に拾い集めて碑文にした唐三蔵聖教序碑、顔真卿の唐多宝塔感応碑、古代ローマ(大秦)からのキリスト教(景教)伝来を伝える大秦景教流行中国碑など。近代では清末の林則徐が新疆への途上詠んだ「遊華山詩碑」などがある。書道ファンのみならず一度は見ておきたい石造文化財がまさに林立して圧巻。石刻では6頭の馬のレリーフ「昭陵六駿」が見ごたえがあるが、6頭のうち2頭は1914年にアメリカに密輸され、レプリカが展示されている。